「どう生きて行きたいか」 誰しもが頭の片隅に置く一言かと思います。今あなたの頭をよぎった「未来の自分リスト」の中に、人と関わり過ぎて疲れきった自分は含まれているでしょうか。そう願う人はゼロに近いと思います。極力ストレスフリーでありたいものですよね。しかしプライベートにしろ、仕事にしろ、対生身の人と接するのが世の常です。「クラウドソーシング」が普及する今までは、そう思っていました。 ネット社会の時代は目まぐるしく発展し、自身の生活圏で実感していない内に、ITを活用した新しい「方法」が日々産み出されています。既存のサービスもアンテナを張っているつもりが、少しづつ改良されて気づいた時には出遅れていることが私は頻繁です。物性は変わりますが、メジャーどころで良く見聞きするのは、ブログのブロガー、Youtubeのユーチュバーなどがあるかと思います。 ネット上で様々な取引が行われ、ストレージサービスなども含めて企業間・個人間で「クラウド(雲)コンピューティング」が活用されている時代です。 これはネット上で仕事を委託・受注する「クラウド(群衆)ソーシング」というサービスに出会い、フリーランスとしての生き方が変化した私の物語です。 クラウドソーシングを今では見聞きし存在を知っている方も増えてきていると思います。既に登録などをして一度体感された方も多々おられると思います。今後更に普及と活性化が進展すると考えられているサービスです。私はネット社会に精通した人間ではないので、その存在の説明やそのものの動向について掘り下げるのではなく、私自身が「クラウドソーシング」に関わって「実感した光」を綴りたいと思います。 クラウドソーシングのサイト内では、私より以前から取り組み続け、他分野をまたいでしっかりと活躍されている先輩方が多々おられます。私よりも何倍もの努力をして更なる成果を出している方もおられます。その方々こそ体験談を語るべきだとは思いもしますが、私の人格だから見据えることができた一面があると感じています。取り組みの内容は第3章から具体的に記載していきます。 私は宮崎県の田舎に生きる一人の36歳(2017年現在)の男です。グラフィックデザインの分野でクラウドソーシングと関わり、その間離れた時期もありましたが、現時点(2017年5月)で4年程が経ちました。現時点では登録サイト(ランサーズ)の、月間カテゴリーランキングではありますが、2ヶ月連続1位を獲得出来るなど、状況に変化が生まれてきています。 今の時代に生きている1デザイナーとして「クラウドソーシング」に便乗し執着した(良い意味で)生活と動向を綴り、自身と同様の価値観や人格または感覚の近い方にも、同じ開放感を体感する足がかりにして頂ければと思い文面にしました。概ねデザイン案件目線での見解がベースとはなりますが、他分野に取り組み意思を持つ方の参考にもなれば幸いです。 会社勤めは元より、人付き合いは当然疲れます、私は人一倍なのかもしれませんが、、。 会社員であろうがフリーランスであろうが生身の人間と直に対話し、機嫌や空気を察しながら、振り回されそうになる状況に直面することは、出来ることなら極力、いえ、一生避けたいです。それでも否応なしにその状況は日々直面している方が殆どだと思います。 ネットが普及した今、その状況打破や改善を実行に移しやすい時代です。自身の足で顧客を開拓する動きに労力を費やすよりも、インターネットを介してアピールや提案の労力を蓄積することのほうが円滑で合理的だと感じています。 クラウドソーシングを軸に「新しい自由な働き方」を、デザイン制作の面から検証し立証した紆余曲折の毎日を遡り、私と同様思考の方への足がかりになる情報を提供したいと考えました。この生き方をネガティブに捉える方もおられるかもしれません。しかし私には健全であり、向いているのです。何かのスキルを、・探している方・研磨中の方・見失った方・誰かに斡旋したい方・見直したい方そのような方に読んで頂きたいです。 探している方、分野による制作環境や状況で意識を止めないでください。小さな環境を作り、一つ準備するところから「自由」は始まります。興味があったり、やっぱり好きなことならば、多少遠回りでも成す方法は必ずあります。 私はまだまだ勉強中です。「クラウドソーシング」の世界は結果、自由に稼ぎながら勉強の出来る開けた世界だと感じています。 私のライタースキルは低いので、拙い文章かもしれませんが、等身大の内容に暫しお付き合い頂けましたら幸いです。目 次はじめにプロローグ自己紹介第1章 クラウドソーシングとの出会い クラウドソーシングとは? クライアントの意思表示 発注者・受注者のメリット 取り組むための環境は二の次 私が相性良かったクラウドソーシングサイト ■多々あるサイト ■「ランサー」になるまでの遠回り第2章 クラウドライフまでの右往左往 クラウドに出会うまでの道のり 私が参入できるもの 安易な姿勢と誤算 ■中途半端な精神状態 ■表面でしか見なかった「案件」への姿勢第3章 登録2年後からのクラウド再開 遠回りからのクラウド再始動 潔く特化する 潔く断わる勇気 サイトも限定して集中第4章 クラウドHappyループの始まり 特化したことでの成果事例 懸念事例 振り返って見直し第5章 快適クラウド依存ライフ2016〜2017 自由さゆえに狂う生活リズムはプラス ■コアタイムが適した修正ルーチン 直接依頼の価値 〜予想外の展開〜 認定ランサー 優良クライアント様との出会い ■私が思う優良の定義 ■良き関係ができた経緯 締め日周期の清々しさ 予想以上の収益と換算 ■月々の収益 ■時給換算1万円 準備不足での失敗 ■視野の狭さ ■想定・準備不足の代償 制作環境の強化 ■ノート環境などの整備 ■強化した効力 不思議なご縁 納得か否かのさじ加減 ■クライアントBさん ■健食のクライアント 時と場を定めずワーク ■自由な時と場所の選択 ■ソバニのよくあるとある1日(フラッと外出した場合) ランキング ■順位執着への始まり ■ランキングの仕組み ■執着した結果 競合の強豪に勝つために ワークフローの進化(デザイン面) ■武器の強化(iPad) ■改善の効力 ノーリスク中リターン第6章 クラウドソーシングと私の今後 クラウドソーシングの変化 海外クラウドソーシングへの挑戦 展望おわりに エピローグ