小売店がまずやらなければならないことは自店が狙うお客様を決めることです。具体的には所得は〇万円くらい、年齢は〇歳くらい、趣味や嗜好は〇〇などと決め、その人たちに支持される商品を揃えます。このようにターゲットを決めて、その人たちに支持される品揃えを実現する活動をマーチャンダイジング(Merchandising)、略してMDと言います。本書ではターゲットの決め方、そしてターゲットのニーズにどうこたえていくのかを具体的に解説しました。現在の品揃えをどのように改善していくのかについても具体的な数値を使って説明しています。仕入れを担当するバイヤーが本来作成しなければならないMDプランのサンプルも紹介します。MDの見直しは業績にすぐ反映される、いわば特効薬です。本書を読んでまずは現在の品揃えの改善に着手しましょう。実践MDシリーズNo.2 【MDプランの基準を変えて業績を伸ばす】●目次はじめにCHAPTER1 ターゲットを決めて品揃えに一貫性を持たせる1.MDとはターゲットが満足する品揃えを実現すること 2.ターゲットその1 エイジ 3.ターゲットその2 グレード 4.ターゲットその3 テイスト 5.ターゲット設定の一例 CHAPTER2 品揃えをニーズに合わせる1. 分類を決めてMDプランを作成する 2.分類とMDプランが完成するとデータが欲しくなる 3.科学重視の店舗運営と感性重視の店舗運営 4.プライスゾーン・プライスライン 5.型数を決めると品揃えのイメージが湧く 6.展開はブランド別でもMDは単品レベルまで押さえる CHAPTER3 現状の品揃えの改善1.売上シェアと在庫シェアの比較検証 2.アイテムの中身の見直し3.現在庫と売上データから導く未来の中身CHAPTER4 バイヤーが作成するべきMDプラン1~101.基本方針 MDプラン1.基本方針 2.商品政策 MDプラン2.商品政策3.6ヶ月商品計画 MDプラン3.6ヶ月商品計画 4.予算と型数 MDプラン4:分類別売上予算 MDプラン5:アイテム別型数 MDプラン6:関心度別型数 MDプラン7:プライス別型数 5.VMDとの連動 MDプラン8:MDと連動したIPプラン MDプラン9:MDと連動したVPプラン MDプラン10:プロモーション